初心者、BMXを始めたい方必見!! BMXの種類、BMXの選び方!!

BMXとは!!

BMX(ビーエムエックス)1970年代初頭にアメリカ西海岸を中心に子どもたちがオートバイのモトクロススターに憧れ、20インチの自転車を土の上で乗り回す遊びが始まりとされている、その自転車のカテゴリーのひとつがBMXである。BMXの由来はBicycle Motocrossからきている。現在ではレース競技として全米でさかんに行われており、遊びが原点のBMXだけに楽しみかたはレースだけにとどまらず自在にBMXを操るフリースタイルというカテゴリーが誕生した。基本20インチ径ホイールの競技用自転車で構造が単純で頑丈にできている。

BMXは大きく分けて2種類、レースとフリースタイル!!

レース は全長400m程のコースで様々な形状のジャンプ台やデコボコ、コーナーバンクを最大8人のレーサーが一斉に走り、予選、準決勝、決勝と着順を争う。他の自転車競技と比べて、幼い子供でも行うことができるため、自転車競技の出発点となることも多い。レース用は主にアルミニュウムやカーボン素材で構成されたBMXが主流。

フリースタイル は様々な技を披露し、その難易度・独創性を競う。フリースタイルはエクストリームスポーツのひとつである、大会はフィギュアスケートのような採点方式で、制限時間内で自由に技を入れて、ジャッジによるポイントで順位を決める。また、ストリートカルチャーの一つでもあるため、競技性を度外視して創造的なライドを楽しむという側面もある。フリースタイル用BMXは主にクロモリ4130(鉄/純度)という鉄の中でも強度と柔軟性に優れた素材で構成されている。また安価なモデルはハイテンスチール(鉄素材でも純度が違うもの)を使いその強度や柔軟性も劣る。

また、フリースタイルの中で大きく3種類に分かれる!!

フリースタイルは下記の3種類に分類される。パークとストリートは基本的に同じBMXで行えるが微妙なサイズの違いでパーク向き、ストリート向きと分かれることが多い、ライディング場所こそ違うものの技の性質はかなり近い、両方を楽しむライダーも多い。フラットランドは専用設計BMXが多い。ペグやジャイロなどBMX特有の装備がされている。

パーク

主にスケートボードパークやBMX専用に作られた施設でのライディングが基本、大きなジャンプ台でダイナミックにジャンプして技を決める、ジャンプがメインの為に軽さを求めペグを付けないライダーも多い、タイヤはストリートと比べるとやや細めで転がりの良い溝の浅いものかセンター部分に溝のないものが好まれる。コンクリートパークでのライディングも人気がある。また土でできたジャンプコースなどを走るトレイルライドにも使用できる、トレイルライドをするときは前のタイヤが着地の際滑らないようにする為溝の深い太めのタイヤにするのが良い。

ストリート

主に街中でのライディングをストリートと呼ぶ。パークセクションの代わりに街中にある縁石・手すり・壁などの地形や構造物を利用し、思いつくままに技をしていく。具体的には、段差を利用して飛んだり、壁を走ったり、階段の手すりにペグを引っかけて滑ったりする。始めるならパーク施設のストリーゾーンで練習する事が好ましい。ペグは鉄素材が主流だが樹脂せいのペグを使うライダーも増えている。高所から着地の負担を考えてタイヤを太くするライダーが多い、BMX自体の軽さより丈夫さを考えて組み立てることがオススメ。またこちらも土でできたジャンプコースなどを走るトレイルライドにも使用できる。

フラットランド

舗装された平らな地面でライディングする。足を地面に着かないようバランスをとりつつ様々な技を連続して行う。車輪の左右に装備された合計4本のペグに立ち、ハンドルやシートをさまざまな体制で保持し、タイヤを靴底で擦るなどして、自転車とダンスをしているかのように巧みに乗りこなす。大きなジャンプなどはしない為全体的に細めなパイプでできている。パーク・ストリートと比べるとかなりコンパクトにできているのが特徴

 

ペグって何?

パーク&ストリートペグ:技を行う時にセクション(構造物)に引っ掛けたり滑らせたりすることが前提、金属製とアルミ製、最近は金属やアルミ製に樹脂製のカバーをつけた物が多い。

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フラットランドペグ:ペグに立ったり、手で掴んだりして技をおこなうことが前提、靴が程よくグリップするよう加工がされているものが多い。

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ジャイロって何?

ジャイロ:ハンドルをくるくる回す時にブレーキワイヤーが絡まないために使用する特別なパーツ。BMX=ハンドルがくるくる回る!はこのジャイロが付いている。

SNAFU

ここで、BMXと一般自転車の簡単な違いを少し説明..!!

まずは素材の違い、一般自転車はBMXほど強度面では重要視されないのでハイテンスチールが主流、BMXはクロモリ4130と言う素材が強度と柔軟性で一番良いとされている。価格帯によりハイテンスチールの完成車が多いがBMXを始めるにあたり、いきなり大きなジャンプなどは出来ないので上達するまではハイテン素材で充分問題はない。BMXでよく聞かれるのはハンドルがくるくる回る(ジャイロ付き)と言うこと、これは技をやる上でブレーキのケーブルが絡まないようにするシステムが付いたもの。ブレーキレバーは一般自転車と違い右が後ろ、左が前とするのがBMXである。最近ではブレーキを付けないで競技に参加するライダーも多く見られる。また、ペグと言う長さ10cm前後の金属パイプ状の物を前後輪のハブ軸の左右に取り付ける。ストリート・パークとフラットランドで使用するが、この2種では使用方法も材質も全く異なる。ストリート・パークでは縁石やパイプなどに引っ掛けて滑ることを目的としており、強度と摩擦抵抗の少なさが重視される。材質は鉄が一般的だが、パーク専用としてアルミや鉄にプラスチックを被せたペグが主流となりつつある。フラットランドのペグは、足場として踏んだり、手でつかむことが目的なので、グリップと握りやすい形状が第一に求められ強度はそれほど必要ではない。このため軽量で加工のしやすいアルミやプラスチックが多い、滑らないように表面に滑り止め加工がされている。取り付ける本数については、フラットランドは4本、ストリート・パークは左右どちらか片側のみ2本が多いが、スタイル次第で特に決まりはない。

最近の流行りはパークとストリート!?

2021年東京オリンピックでの競技種目に追加されたBMX フリースタイルパーク、各地でパーク建設が増えている。大会などもあり、子供から大人までBMX乗る方が増えている。

ストリートは街中の段差などを使って華麗にジャンプ、周囲に気配りをして安全にライディングすることが鉄則である。

また、各地でBMX体験イベントなども増えているので参加してみても良いでしょう。

ここまではBMXの種類やBMX特有な部分の説明でした。

お次は

BMXの選び方!!

まず一番大事なのは挑戦したいライディング!!

上記で種類や違いをお話ししましたが、まず自分がどの種類のライディングに挑戦してみたいか?が第一条件であり、最も重要になります。

まずパーク&ストリートか?フラットランドか?を決めましょう。

決まりましたか?次はBMXサイズのお話になります。

BMXのサイズはトップチューブの長さ!!

BMXのサイズでキーになるのはトップチューブサイズです。主に身長でサイズが決まります。チェーンステイサイズは乗り方で考えるのが良いでしょう。サイズはミリ表記ではなく、インチ表記で示されることがほとんどです。(1インチ=2.54cm)

SUBROSA OM

パーク&ストリートを選ぶ!!

パーク&ストリートを選ぶポイントとしてはやはりトップチューブの長さ、チェーンステイの長さ、ハンドルバーの高さ、大きさ、などが重要である。こちらも自分の身長をベースに選ぶのが良いです。身長が150cm〜160cmですとフレームのトップチューブサイズが19.8”〜20.5”インチで身長160cm〜170cmですと20.5″〜20.8″インチ、身長170cm〜180cmですと20.8″〜21.8″インチが良いとされています。また日本での平均身長160cm〜170cmでは20.5”〜20.6”インチで選ばれがちですが海外のシーンでは少し大きめで乗るのが流行りです、これから購入を考えるのであれば平均身長であれば20.75”〜21”インチをお勧めいたします。チェーンステイの長さはパーク寄りで選びたい方は〜13,75”インチを、ストリート寄りで選びたい方は〜13.5”インチがオススメです、少し大きめのフレームを選ぶのであればチェーンステーは逆に短めを選ぶと良いでしょう、また大きなジャンプやダートジャンプを目指すのであればチェーンステーは長い方が安定しますので13.5”〜13.75”インチなどがお勧めです。ハンドルバーに関しては身長150cm〜170cmで8.5”〜9”インチ、160cm〜180cmで8.75”〜10”インチが良いでしょう、ハンドルバーは乗り心地に直結するので一発では良いものが決まらないと思います、何度か大きさを変更(交換)して良いものを探し出すのも楽しみの一つです。

お勧めパーク完成車はSUBROSA Wings Park 20″日本のBMX界のエースとして世界を舞台に活躍する中村 輪夢モデル!!

キッズ用の18インチもラインナップ。


お勧めストリート完成車は Subrosa Letum ストリートに特化した最強モデル。フルクロモリ仕様、フリーコースターハブと4ピースのハンドルバー、ガードスプロケット、全てのハブガードと4本のペグが標準装備、コスパ最強です。

フラットランドを選ぶ!!

フラットランドを選ぶポイントとしてはトップチューブの長さとフォークエンドのオフセット、またフリーコースターハブとジャイロ(ハンドルが回るシステム)と4本のペグの有無が重要でしょう。まずは身長でベース選ぶのが基本です、身長150cm〜160cmですとフレームのトップチューブサイズが18.0″〜18.5″インチで身長160cm〜170cmですと18.3″〜18.8″インチ、身長170cm〜180cmですと18.6″〜19.0″インチがオススメです。フォークオフセットに関しては初心者は10mm〜20mmの突き出しのあるものをオススメします、初めからオフセット0mmを選ぶ方がいますがかなりクイックになる為、安定感が減ります、フラットランドの練習で慣れてきたらオフセットを変更(フォークを変えて)乗り心地を試してみるのが良いでしょう。フリーコースターハブとジャイロ、ペグは装備されているものを選びましょう、後から付けるとなるとより出費が多くなります、最近のフラットランドBMXでは全て標準装備されているものが多いです、購入する時に確認することをお勧めいたします。

お勧めフラットランド完成車はMOTELWORKS :AUX-Eエントリーモデルの最高峰!!

いかがでしたでしょうか、上記で説明した以外にもBMXを知っていくともっともっと細かいことがいろいろ出てきます、それを知っていくと楽しさも倍増していきます。

BMXはスポーツです、他のスポーツとの違いは生活の一部として使える自転車です、ガッツリBMXをスポーツとして乗るのもオシャレで乗るのも一台でOKです。

自分のライフスタイルにどう取り入れるかは自分次第です、カッコよくBMXに乗り楽しむことが一番です。

enjoy BMX!!

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