BSD FOREVERのオーナーであるGrant Smithにそのスキルと将来性を見出され、日本人初のWORLDWIDE-CREW入りを果たし、日本を始め世界から注目される。
どんなに早くても体の出来上がってくる高校生くらいでジャンプ台などを使って初めて出来る、というのが常識だった『テールウィップ』を乗り始めて1年で12歳にして”平地”でメイクし常識を覆したテールウィップの申し子、ZARIGANIこと平松優人。
今年の夏にはアメリカでの修行を経てスキルはもちろん、スタイルにも劇的な変化をもたらした彼のいまの心情を、1年前のインタビューと比べてみました。
1. Woodward Westに行ってたけど、施設の雰囲気とかパークの乗りやすさとかを教えて。
あとここが良い!みたいなのあれば。
Z. 超楽しかったです!朝起きて外に出ると目の前にパークがあるっていう夢のような場所です!
敷地の中に6個もパークがあって、それぞれ設置されてるセクションの種類が違って色んな練習ができました!
周りの人もみんな優しくて、同じグループのみんなで毎日、お菓子パーティーとかしてました!
2. お菓子パーティー可愛いね(笑)
ところで、前のインタビューでスイッチバーが苦手って言ったけど、最近インスタ観てると結構サラッとやってるイメージあるよね。
応用できるように結構練習してる?
Z. まだ完璧じゃないですが、家の前とかでよく練習してます!よく左の小指を突き指します笑
3. 今後、どういうライダーになりたいみたいなイメージはある?
Z. 技が綺麗で、スムーズに乗れるライダーになりたいです!
4. 大体のトリックは出来ると思うけど、コンボとかセクションありきでもいいので今1番やりたいトリックを教えて。
Z. グラインド技です!
最近はスミスノーズタップ180バーとか超やりたいです!
5. アメリカ修行の後から一気に乗り方がスムーズになったし、ハイレベルなトリックをさらっとやるようになったけど、修行のあとから自分の中で何か変わったと思う?
Z. ずっと行きたかったアメリカで練習できて、BMXへのモチベーションがさらに上がりました!
6. ヘルメットとかサポーターをたまに外すようになってきたけど、怖くない?
Z. 小さいパークで乗る時は最近ヘルメットしてないです!
7. アメリカ行ってた時の1番の思い出を教えて。
Z. 全部が思い出です!でも、昔からずっと行きたかったVANSパークで乗れたことが一番嬉しかったです!
絶対にまた行きたいです!
8. アメリカで失敗したエピソードとか、何かあれば。
Z. くだらないことですが、間違えてロサンゼルス空港の女子トイレに男3人で堂々と入ったことです笑
9. ところで、何でザリガニなんだっけ?
Z. 特に深い意味はなくて、昔ザリガニが好きだったからです笑
よく家の近くでザリガニ釣りしてました!
10. なるほどね(笑)
アメリカザリガニを目指して修行に行った訳じゃないの?
Z. はい!笑
目標はロブスターです!!
アメリカの思い出にしては意外とあっさり。(笑)とりあえず、モチベーションも上げられて楽しそうで何よりです。
17歳という心も体も発達する大事な時期、それをまたアメリカで過ごすことで彼をまた一歩、世界の舞台へ近づけたのではないでしょうか。
日本のストリートライダーで優人ほどセンスとスキルがあって、世界へのモチベーションがあるというのも中々珍しく、今後BSDのプロを目指したり、自身も語る夢であるSIMPLE SESSIONへの出場やX GAMES BMX STREETへの出場も含め、全力で応援してあげたいと思っています。
僕自身も夏に行ってきましたが、BSDの倉庫があるGlasgowにもいつか一緒に行けたらいいな〜なんて。
また来年のインタビューも楽しみです。
彼の持ち味、『どこでもテールウィップ』を助けるショートバックエンドフレーム
BSD ALVX AF Frame
フロントトリックをより簡単に、そして俊敏な回転力を生む22mmオフセットフォーク
BSD Jonesin’ Fork
バースピンの感覚を研ぎ澄まし、粘りのあるコンパウンドを使用することで手汗対策、そして長時間の練習に耐えうる
BSD Leezus Handles
『路面』とのコミュニケーションツールであるタイヤ。
路面の凹凸を素早く感じ取り、安定感のある通信で的確な指示を車体へと促す、いわば高品質の5G通信機器
BSD Donnastreet Tire
Text : Masakazu Yanaka