それはまだコロナウイルスが猛威をふるっていたころ、Moritz Nussbaumerは大学を卒業して新たな街で就職、それと同時にライダーとしての意地でビデオパートの撮影に臨む。
Bruno Hoffmann, Felix Prangenberg, Kilian Rothらと並ぶ、ドイツが誇るレジェンドライダーMoritz Nussbaumerが贈る魂のビデオパート。
学業、仕事、新天地での生活など、考えただけでBMXに乗る気が失せてしまうような状況かつコロナ禍という過酷な環境でのビデオパート撮影。
その状況をふまえてこの映像を観ると、BMXライダーとしての彼の覚悟が色濃く映り、作品をより一層素晴らしいものに染めあげてくれる。
すでにBMXのトリックはそのほとんどが出尽くしているから、勝負どころは技のすごさだけではない。
そしてビデオパートを評価するうえで欠かせないのはやはり、パッションだということが改めて伝わってくる、この映像はそんな作品になっている。
と締めたいところだが、それに尽きないこの映像はトリックの組み合わせ方が独特であり、観ていて新鮮な気持ちにさせてくれる。
新たなトリックへのインスピレーションを得たい方、そしてBMXへのパッションを取り戻したい方、必見。
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