アメリカの大人気パロディ映画「ウォークハード」をさらにパロったBSDの映像作品。シネマティックな作風が16分という再生時間を”一瞬”に変換してくれる。映画のように観ることができるBMX映像。
映画好きの方にはお馴染みの、だがここでは女神がLiam Zingbergに変換されたコロ〇ビア・ピク〇ャーズのオープニングから始まり、映画っぽさを演出、観客を一気に映像の世界観に引き込む。
アメリカの片田舎から飛び出したこどもがロックスターへと成長していく、そんなストーリーをReed Starkの人生に重ねるような回想(?)シーンから始まり、さまざまなライダーがサブキャラクターとして出演するなか、レジェンドライダーであるBob ScerboがReed Starkの父親として登場する。この時点でクスッと笑える当該世代のライダーも多いのではないだろうか。
前菜として10年以上前のReedのクリップを織り込むあたりも、なかなか手の込んだ演出だ。
脚本・演出をはじめ、映像技術や各ライダーの演技力にもビックリだが、個人的一番の驚きはロゴグラフィックデザインの再現性だ。
仮に、この映像制作に際して予算もなにもなく、金銭が発生していないとしたら、ただただ暇な天才たちのお遊びである。
あ、もちろんライディングもカッコいいので、マストウォッチ!とだけ付け加えておく。
くだらんパロディに付き合ってたまるか!ライディングを見せろ!
という方には、ライディング映像だけで再編集したこちらがおすすめ。
ちなみに元ネタはこれ。