「まあ、人間生きてればそういうこともありますし、たまには諦めて次に進むことも重要なんじゃないっすかね。」と映像の冒頭で語る、Bruno Hoffmann。
コロナ禍が明け、LAでVANSのプロジェクトを始動させたBruno Hoffmann。しかしその後、運悪くパスポートが盗まれてしまい、それが原因でアメリカへ戻る為のビザ申請が拒否され、アメリカでのプロジェクトは断念することに。本映像は、今回はそのVANSのプロジェクトの為に撮りためていたLAでの2週間分、Dakotaの撮影に同行した際のデンマーク・コペンハーゲン、そしてスペイン・バルセロナで撮影された映像をミックスし、完成。
撮影はCalvin Kosovich、オーストラリア出身でアメリカ在住のビデオグラファー。
冒頭の通話シーンや、Brunoがアメリカに入国できないことを皮肉った音楽の選曲など、映像技術とセンスが上手くBrunoにマッチしていて、気持ちよくスゥ~っと入ってくる見心地の良い映像の仕上がり。
そしてバースピンやクランクフリップなどの回し技はせず、テクニカルなグラインドや回転系トリックだけで15年以上もプロ生活を送っているBrunoの技術とセンスは、いくら時が経っても見飽きることがないという、証明でもあります。
長年映像を出し続けて、人にインスピレーションを与え続けるプロライダーたちは本当に素晴らしいなと、純粋に思いました。
FEDERALのチームマネージャーでもありますし、またアメリカ行けるようになるといいですが。