DIGとVANSのコラボシリーズ「High Flyers」の第2弾に、FederalのJack Millerが登場。
風が踊るようなライディングフローのなかに確かなテクニックや新しい動きを織り交ぜ、奇抜なファッションとともに1つのスタイル、というよりはひとつのジャンルを作り上げてきたJack Miller。
全人類SNS時代になり、1分未満の短い動画に視聴率が集中されているのも相まって、彼のライディングスタイルをはじめとする動画編集や選曲のセンスが、若い子たちの心をつかんでならないのであろう。
Instagramで彼の動画を見過ぎて個人的には正直、彼らのようなライディングや動画編集のスタイルにはそろそろ飽きてきたころだ。
カッコいいと言われるのは分かるが、胃もたれする。
しかし改めてYouTubeで5分ほどの映像をひとつの作品として観ると、あぁやはりカッコいいんだ!癖があっても美味しく調理すればいいんだ!と、納得&感動。
当然カメラワークや編集、音楽のチョイスなどもそれには欠かせない調味料である。
本映像でBGMに使用されている曲は英国発のブリストルサウンドと呼ばれるジャンルであり、イギリス出身の彼と違和感なく調和するあたりはまさしく、ポトフやミネストローネをつくる時に必要なブイヨンやコンソメのような役割になっているのであろう。
持ち味のフローとテクニック、陰気なイギリスの街を駆け抜ける姿が暗い曲調とうまくマッチしている。
こういう映像は飽きない!